精神科急性期治療病棟について
3階病棟は精神科急性期治療病棟1 の開放病棟です。
うつ病をはじめとした気分障害、ストレス関連障害、パニック障害に代表される不安障害、その他の神経症性障害など、心身の休息を必要とする患者様や、調薬目的の患者様が入院されています。
急性期(休息期)にはゆっくりと休息、休養を中心にしていただきます。
症状が少し回復してくる回復期には、プライマリーナースが中心となりクリニカルパスを使用し、患者様の病期、症状により、試験外泊や服薬自己管理の指導などを含め、入院中患者様に合わせた援助を行っていきます。
また、患者様には、疾患の症状について、服用している薬剤の作用、副作用についてなどの正しい理解や対処法を獲得していただくために、心理教育(統合失調症編、気分障害編)や、睡眠の勉強会、栄養教室、役立つ生活情報会(退院後の生活に役立つ年金など社会資源利用に関する情報を提供)などを行っております。
3カ月以内の早期退院を目指し、医師、看護師、作業療法士、ソーシャルワーカー、心理士などの多職種でカンファレンスを開き、患者様一人ひとりに応じた、治療、支援を提供しております。
退院前には退院前説明会を行い、退院後の生活を見据えた話し合いを行い、地域での生活にスムーズに戻れるよう支援いたします。
1日の過ごし方
- 医師の診察は、患者様がいつも過ごしている場所を中心に医師が訪問し診察を行っていますが、毎週1回主治医が病棟診察室において患者様の診察を行います。
- 患者様パスを用いて各病期に合わせた指導を行っています。
- 診察以外に、午前中は体を動かすことを中心としたOTプログラムを行っています。
- 午後からは、心理教育などの教育を中心としたプログラムになっています。
病棟の取り組み
毎週1回プライバシーの保たれた診察室にて医師の診察を行います。
患者様の患者様のクリニカルパスを用い、急性期、回復期、退院準備期など患者様の各病期や、症状に合わせて診察を行っています。
心理教育の一場面です。
統合失調症(月曜日) 気分障害(木曜日)について、医師、作業療法士、薬剤師が参加し主な症状や内服薬などによる治療に取り組むように導きます。また、多くの患者様の体験談や発言などを聴くことで共感を得られます。1クール(5~6回)で学んでいきます。
1週間の入浴回数が増加できるように取り組んでおり、現在4回/週に入浴できるようになりました。
また、月曜日・木曜日の午後にある心理教育にも参加できるように工夫しております。