認知症治療病棟(2階)
「その人らしさを大切に」
認知症治療病棟は認知症に伴う周辺症状の悪化や、著しい行動障害のために地域で生活することが困難となった認知症高齢者が入院されています。入院より薬物療法は行われますが、認知症高齢者にとって大切なことは認知症看護と認知症ケアです。認知症高齢者はせん妄状態により、暴言や粗暴・低活動状態という様々な形で身体の苦痛や不快感を表現されることがあります。私たちはその表現について「なぜ?」という視点を持ち、身体合併症や過去の生活史からヒントを探り、「そのような行動に至っている理由」について皆で考え、その人にとっての適切なケアを早期に見出すことに力を入れています。
私たちが入院生活という場で、認知症の緩和ケアを通じてどのような関わりを持つことができるか。その関わりを通じ、入院された認知症高齢者が穏やかな日常生活を送れる姿を見たときに、認知症看護と認知症ケアにやりがいを感じます。認知症看護や認知症ケアに興味がある方、一緒に「看護」をしてみませんか?お待ちしております。
○60床(個室10床、大部屋12部屋、保護室6床)
○職員29名(女性21名、男性8名)
ホール
廊下
精神科急性期病棟(3階)
「退院後を見据えた看護」
急性期病棟ではうつ病や双極性障害(そう鬱)を中心とした症状を抱えておられる患者様が入院をされています。
患者様の早期退院に向けて医師・看護師・精神保健福祉士など、多職種が連携して患者様の治療にあたっているところが当病棟の特徴です。多職種で患者様の日々の病状やこれまでの生活、治療方針を共有・相談をすることで、早期の回復・退院ができるよう努めています。
入院中の看護に力を入れることはもちろん、退院後も安心して生活を送ることができるように支援をすることも欠かせません。入院期間中に退院後も見据えた情報を収集し、退院前に看護師が患者様と一緒にご自宅へ訪問するなど、患者様とご家族が安心して生活できるようサポートをしています。
病棟スタッフは若手からベテラン、家庭のある職員など様々です。職員間での協力体制を整えているので、特に幼いお子様の子育てをしながら勤務している職員が多数います。やりがいのある看護をしながらプライベートも充実させたいと思っている方、ぜひ一緒にチャレンジしてみませんか?
○60床(個室12床、大部屋12部屋、保護室2床)
○職員34名(女性29名、男性5名)
廊下
個室
精神科救急急性期医療病棟(4階)
「チームワーク」
4階は精神科救急病棟です。入院する患者様はまず当病棟で受け入れを行っています。
2021年春からは認知症患者様と精神科患者様のゾーンを分ける取り組みをしています。それぞれに特化した看護を行い、また双方の患者様にストレスのない療養環境を整えています。
緊急入院の受け入れも行っているため、予定外の入院が深夜に発生する場合も多々あります。そんなときにはできるだけ早く患者様が入院できる体制を整えられるよう持ち前のチームワークでスピーディーに対応しています。
毎日医師や他部署の職員と情報交換をしていることも特徴の一つです。「チーム医療」を軸に、様々な職種と連携して患者様の早期回復に努めています。
2021年春より精神科救急病棟として運営開始(以前は精神科一般病棟)
同時期より一般精神科患者と認知症患者のゾーン分けて運営
○48床(個室 22床、大部屋 24床、隔離室 2床)
○職員 34名(女性25名、男性9名)
詰所前
食堂
認知症治療ゾーン
外来(1階)
「病院の顔」
外来では1日に約100名の外来患者様を診察、月70件の入院受け入れを行っています。また処置室にて電気けいれん療法を年間1000件行っており、様々な精神疾患患者様や認知症患者様へ専門性を活かした外来看護に取り組んでいます。
入院時には、検査(バイタル測定、採血、CT、心理検査)、医師の診察、治療方針の説明、入院に関する説明などを行います。初診の場面では患者様や付き添いに来られたご家族様、施設の方々は不安に思いながら来院される方が多く見受けられます。私達外来スタッフはいつも笑顔で寄り添い、話しかけ、傾聴し不安を軽減できるよう心がけています。また不安が強い場合は個室などの静かな場所にて患者様に休んでいただきお話をうかがうことで、少しでも受診・入院に対する不安を減らすことができるよう努めています。
それに加えて「電気けいれん療法」を医師と外来スタッフで行いますので、服薬がメインとなりがちな治療アプローチとは異なる精神科治療にも携わることができます。
「病院の顔」として、思いやりの心と明るい笑顔で患者様の治療と生活のサポートができる部署です。スタッフは現在4名で家庭との両立をしながら日々頑張っています。ぜひ一緒に新生病院で生き生きと働いてみませんか!
○1日平均診察人数 約100名
○1月の新患人数 約28名
○1月の入院受け入れ 約70件
○年間のECT件数 約1000件
○職員 4名(女性3名、男性1名)
ECT(電気けいれん療法)
頭部に電極を装着して行う治療法です。
当院では平成18年より行っています。
検査態勢も整っています。
病棟クラーク(事務職)
「縁の下の力持ち」
主に病室運営状況の管理や患者様家族の対応、入院カルテ・書類の管理等、病棟運営に関する事務的な補助をすることが主な業務です。