後期臨床研修医募集 Clinical Training
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後期臨床研修医・これから精神科を志す医師を募集しています。
後期臨床研修医(募集要綱)
1.プログラムの名称新生病院後期研修プログラム
2.研修目標・・・前期臨床研修終了後に精神科について専門的研修を行い、精神保健指定医、日本精神神経学会認定専門医取得を目標とする。
3.指導体制・・・プログラム責任者: 院長 宮軒 將
他、精神保健指定医(臨床研修指導医)
4.管理運営・・・研修管理委員会にて、専攻医−指導医との相互評価を研修における様々な事項について行う。
5.定 員・・・1名
6.研修内容・・・統合失調症、気分障害、認知症、脳器質性精神障害などについて担当医となり、入院から退院後の外来治療を行います。研修管理委員会において、研修の習熟度を評価し、指導医の下での診療から単独の診療へ移行していきます。3年の研修の間に精神保健指定医、日本精神神経学会認定専門医取得のための研修会の参加、レポート作成を行い、指導医の指導を受けて、一回での資格試験合格を目指します。
7.施設認定:日本精神神経学会研修施設
日本認知症学会教育施設
8.応募方法:履歴書(写真添付)
医師免許証(写)
保険医登録票(写)
連絡の上、当院総務課宛に送付してください。
9.選考方法:面接、健康診断
10.選考日:書類受領後お知らせいたします。
11.処遇:<雇用形態>:常勤職員
<給与>:法人規定による
12.福利厚生:<社会保険>:
健康保険
厚生年金
厚生年金基金
雇用保険
労災保険
13.お問い合わせ先医療法人実風会 新生病院  担当:藤本
〒651-2124 神戸市西区伊川谷町潤和字横尾238-475
電話 078-919-1755 FAX 078-919-1723
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当院における研修について
当医療法人の歴史

 当院は神戸市西区にある180床の精神科単科病院です。医療法人としての設立は昭和35年で50年を超える歴史があります。法人設立時、病院は神戸市中央区の六甲山麓にあり、神戸市を中心に、精神科医療を担ってきました。また神戸大水害や阪神淡路大震災を経験し、その度に病院は大きな損害を受けながらも、地域での精神科医療を継続し、自らも復興し、神戸の復興に微力ながら参加し、見守ってきました。平成16年に病院の老朽化にともない、神戸市西区に病院を新築移転し現在に至っています。

 現在病院がある神戸市西区は田園地帯と住宅街が広がる地域です。 病院の周辺は自然に囲まれています。しかし単に郊外にあるだけでなく、都市にも近く病院のシャトルバスを利用すれば十数分で西神中央駅や明石駅にアクセスできます。自動車でも第二神明道路の玉津インターより数分で来院可能です。

 

現在の病院について

 現在の病棟の構成は閉鎖病棟60床(13:1)、開放病棟60床(急性期治療病棟)、および認知症治療病棟60床の3病棟です。13:1病棟は亜急性病棟としての位置づけであり、閉鎖および開放病棟、併せて120床で毎月50−60人の入院があります。外来通院患者数は1日約100人です。


当院の医療の特徴

1. 地域を中心とした急性期の精神科医療を担当している。

 地域を中心とした、急性期の精神科医療を担うべく、患者さんを迅速に受け入れるため様々な工夫を行っています。ベッドコントロールや多職種間の連携を密にするため、毎朝、毎夕のカンファレンスを行っています。地域の急性期精神科医療の役割を果たす事を第一に、病院、診療所や施設との連携を行い、緊急の入院に対応しています。また兵庫県の精神科救急医療システムに参加することに加え、地域の行政機関、警察、一般急性期病院、救命救急センターと連携を持ち、自殺未遂などで搬送された患者さんの受け入れを行う一方で、身体合併症で当院より転院する場合もスムーズに行えています。


2. クリニカルパスと入院治療プログラムを連動させ、チーム医療を
実践し、質の高い入院治療を行っている。


 当院では週に一度各病棟でクリニカルパスのカンファレンスを行っています。患者さんの病状改善の度合い(病期)に応じて必要な治療を多職種が連携し、行います。疾病教育を中心に様々なプログラムを行い、単に休息して薬を内服して退院するだけでなく「病気とつきあう。」力をつけるべく、必要な知識をつけることを目的としています。今後患者さんは短期間で充実した入院治療を希望されると考えられ、一層の治療プログラムの充実を行っていきます。


3. 精神、薬物、身体療法(修正型電気けいれん療法)などの治療技法を
症例に合わせて 適切に行っている。


 修正型電気けいれん療法も平成18年より徐々に施行症例を増やし、現在まで1900回を超える治療を有効且つ安全に行えております。当院では高齢者のうつ病と治療抵抗性統合失調症を中心に行っています。


4. 退院後の医療、外来診療を充実させている。

 退院後の医療、外来診療の充実では退院後にデイケア、訪問看護を積極的に導入しています。短期間の病状悪化、再入院を防ぐためデイケア、訪問看護を行い、従来見られた回転ドア現象の著しい減少をもたらしています。そして認知症医療では診断や周辺症状の対応をできるだけ外来で対応できるように、また入院しても短期間で退院が可能となる医療連携システムの構築をめざしています。


5. 入院症例とその推移について

 当院の入院・退院数は約600人前後です。当院での研修における目標の一つとして「精神保健指定医、日本精神神経学会専門医に資格取得に必要な症例を経験する。」ことがあります。特に精神保健指定医の経験症例で問題となる、措置入院、児童思春期の症例についても多数ではないものの、研修期間中に、必ず経験できます。その他のカテゴリーの症例についても、症例数は十分に経験できます。

 

 

当院の後期研修で得られるもの

1.入院・外来の豊富な症例から、理想の寛解・回復を経験し、精神科医の
  基礎を作る。

2.精神保健指定医、日本精神神経学会専門医に資格取得に必要な症例を
  
経験する。
3.入院医療では多職種によるチーム医療における、医師の役割について
  経験する。

4.入院外医療では患者さんを支える切れ目のない医療について経験する。

 


今後、精神科医の研修を希望される先生


 これまで他のフィールドで活躍された先生方が今後精神科医療に参加されることは大きな意義があると考えます。精神科医療を患者さんの側から考えると身体科の知識を持つ精神科医が増えることは大変望ましいことです。身体的な問題を主に抱えている患者さんが精神的な問題が生じた場合、逆に精神疾患をもつ方に身体的な問題が生じた場合、どちらの場合も患者さんにとって本当に心強い存在になります。最近精神科に転科された先生方は増えており、様々なところでご活躍されています。
 精神科医療では他の科同様、患者さんの立場に立った医療に対する姿勢とセンスが求められます。そして体力も根気も良い精神科医療をするには必要です。しかし比較的高齢になっても続けることができることがすばらしいと思います。長年病気とつきあっていく患者さんにその病状をよく知る医師が見守りつづけることができます。
 先生方が当院の研修を通じて、患者さんにとって本当に心強い存在になっていただくことを心よりお願いしたいと考えます。

 


研修内容
総合目標

1.  患者、家族との面接し、治療に必要な情報抽出が適切に行える。
    生活状況、病歴、身体状態などについて過不足無く行える。

2.  診断と病態の把握ができる。
    身体的、精神的な状態を評価できる。
    精神疾患の詳細な病型について診断・鑑別診断ができる。
    精神障害、行動障害を抽出し、治療の優先順位をつけることができる。
    自傷や他害が生じる可能性を評価できる。
    入院の必要性について判断できる。

3.  必要な検査をオーダー、施行できる。
    CT、脳波、髄液検査 心理検査を適切に選択し依頼、実施できる。

4.  薬物、精神、身体療法を適切に選択し、行える。
    薬物療法: 各種薬剤の効果、副作用、相互作用を理解し、適切に
    選択できる。
    精神療法: 支持的精神療法 認知行動療法を理解し 実施できる。
    身体療法: 修正型電気けいれん療法の適応、効果を理解し、治療開
    始する判断ができる。

5.  行動制限の必要性、適切な手法を理解する。

6.  多職種のとのチーム医療が行える。
    他の職種の役割を十分理解し、クリニカルパスを用いて、患者さんの
    病状に合わせたチーム医療を行える。

7.  退院後の医療、外来医療内容を理解し、適切に選択できる。

8.  精神科救急を経験する。

9.  介護保険、自立支援医療、精神保健福祉手帳など精神保健福祉事業、
    各種入院ついて必要な診断書を適切に記載できる。

10. 医療観察法について理解できる。

11. 医の倫理

12. 安全管理

 

各年度の具体的な研修目的

1年次

   外来新患を担当する。
   主治医となって入院患者を受け持つ。
   精神科救急(外来・入院)の対応を経験する。
   (安全な鎮静手法についてなど)
   精神保健診察の場に陪席する。
   実際の医療における精神保健福祉法を理解できる。
   入院・外来医療内容について理解できる。
   日本精神神経学会の研修手帳にて自己評価し,指導医の評価を受ける。
   統合失調症、気分障害の医療保護入院について複数例経験する。

2年次

   外来、入院患者を受け持つ。
   精神保健指定医および日本精神神経学会精神科専門医認定試験を
   念頭に統合失調症、気分障害以外の症例についても、受け持ちを
   担当する。
   精神科関連学会で学会発表を行う。
   2年次の終りに日本精神神経学会の研修手帳にて自己評価し,指導医の
   評価を受ける。

3年次

   精神保健指定医申請のための8症例のケースレポートを書く。
   日本精神神経学会精神科専門医認定試験のための10症例の症例報告を
   書く。
   3年次の終わりに日本精神神経学会の研修手帳および当院の研修達成
   項目について、総合的な評価を指導医より受ける。


 

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